中国人4割超が日本に好印象 日中世論調査、関係改善を反映

 日本の民間非営利団体「言論NPO」と中国国際出版集団は11日、東京都内で記者会見し、日中両国で行った共同世論調査の結果を発表した。日本に「良い」印象を持つ中国人は昨年より10・7ポイント増えて42・2%に上り、2005年の調査開始以降初めて4割を超えた。日中関係を「悪い」と見る人も8年ぶりに両国で半数以下になった。

 今月下旬に安倍晋三首相が訪中し習近平国家主席と会談するなど、両国関係の改善傾向を反映した結果といえる。日中関係を「悪い」と感じている中国人は昨年に比べ19・1ポイント減り、45・1%。日本側も5・9ポイント減り39・0%だった。


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