2018年10月11日 18:56 | 無料公開
愛知県がんセンター愛知病院(同県岡崎市)は11日、同県幸田町の60代男性のコンピューター断層撮影(CT)検査で、2度にわたり肺がんの疑いが指摘された診断結果を医師が見落とし、治療開始が遅れるミスがあったと発表した。適切に判断ができていれば2年早く治療できたとみられる。がんはリンパ節に転移、ステージ3に進んでいた。
病院によると、2015年11月、大腸がん手術を受けた男性は、CT検査の診断報告書で経過観察が必要と指摘されたが、消化器内科の男性主治医(62)は確認していなかった。17年7月のCT検査でも「右肺に悪性腫瘍の疑い」との結果を主治医が見落とした。