元最多勝投手、金田留広さん死去 ロッテなどで活躍、兄は正一さん

1975年8月、完投勝利を挙げ、兄で監督の正一さん(左)に迎えられる金田留広投手=仙台球場

 プロ野球東映(現日本ハム)、ロッテで最多勝投手となった金田留広(かねだ・とめひろ)さんが2日に死去した。71歳。愛知県出身。葬儀・告別式は10日に近親者のみで行った。

 愛知高、愛知学院大中退を経て日本通運から1969年にドラフト4位で東映に入団。72年に20勝を挙げて最多勝。ロッテに移籍した74年は16勝で2度目のタイトル。同年はリーグ優勝、日本シリーズ制覇に貢献し、最優秀選手、ベストナインに選ばれた。79年に広島に移籍し、81年に引退。400勝投手の金田正一さんは兄。通算成績は434試合に登板し、128勝109敗2セーブ、防御率3・25。


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