2018年10月11日 12:50 | 無料公開
放射性物質を含む汚染廃棄物の試験焼却関連予算の執行差し止めを求める訴訟で、仙台地裁に向かう試験焼却に反対する宮城県大崎市の住民ら=11日午前
東京電力福島第1原発事故で発生した、国の基準値以下の放射性物質を含む汚染廃棄物を巡り、宮城県大崎市などの住民が11日、廃棄物の試験焼却を行う大崎地域広域行政事務組合(大崎市)に対し、試験焼却関連予算の執行差し止めを求める訴訟を仙台地裁に起こした。
汚染廃棄物は放射性物質の濃度が1キログラム当たり8千ベクレル以下の牧草や稲わらなど。県内各地で一時保管されており、市町村が処理を担う。大崎市によると市内に計約6千トンが保管されており、組合は試験焼却費約2160万円を予算に計上。15日から焼却を始める。