米ロが合同で金星探査計画 26年にロケット打ち上げ

 【モスクワ共同】ロシア科学アカデミー宇宙調査研究所のコワレンコ研究員は9日、ロシアと米国が合同で金星探査をするためのロケット打ち上げを2026年に計画していると明らかにした。モスクワのシンポジウムでの発言をロシア通信が報じた。

 金星の合同探査に向けた米ロの専門家グループが13年に設立されたが、14年のウクライナ危機で米ロ関係が悪化し活動は停止。15年に活動を再開していた。金星探査は米国や旧ソ連、欧州が過去に実施している。

 外交関係が険悪なロシアと米国だが、宇宙開発分野では協力が続いている。


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