冬季五輪そり会場新設は不要 招致熱冷え込みでIOC会長

夏季ユース五輪開会式に出席したIOCのバッハ会長=6日、ブエノスアイレス(ゲッティ=共同)

 【ブエノスアイレス共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は6日、ブエノスアイレスで記者会見し、招致熱の冷え込みが深刻な冬季五輪で、開催都市の費用負担が重いボブスレーなどのそり競技やノルディックスキー・ジャンプの会場は新設が不要との考えを明らかにした。近隣国を含めた既存施設の活用を認める方針で、そり競技の国際連盟には非公式ながら「合意を得ている」とした。

 同会長は五輪そり会場の新設は、北京での2022大会を控える中国が最後になると述べた。

 26年大会招致を断念した札幌市は、開催提案書ではそり会場としてサッポロテイネのコースを改修する計画だった。


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