2018年10月6日 11:32 | 無料公開
自身の作品の前で、あいさつする細川護熙氏=6日午前、熊本市の熊本県立美術館
元首相で熊本県知事も務めた細川護熙氏が制作し、薬師寺(奈良市)へ奉納するふすま絵と壁画の特別展が6日、熊本県立美術館で始まった。三蔵法師が旅したとされるシルクロードの風景や人々を描いた14面を、11月18日まで披露する。
細川氏は6年前に薬師寺から依頼を受け、計66面を手掛けることになった。開会の式典では「フレスコ画の顔料を塗り重ねた。インドや中国など、いろいろな国の人の描き分けに力を入れた」とあいさつした。今回の作品は、2019年に慈恩殿へ奉納される。
入場料は一般700円、大学生500円、高校生以下は無料。問い合わせは、電話096(352)2111。