2018年10月4日 18:05 | 無料公開
ウラベニホテイシメジと似ている毒キノコ「クサウラベニタケ」=4日午後、消費者庁
消費者庁は4日、毒キノコを誤って食べ、食中毒になる事故が相次いでいるとして、注意を呼び掛けた。今年は10月1日までに全国で12件発生。9月には三重県の男性(75)が死亡した。死亡事故は2013年10月以来。12年以降、約600人が食中毒になった。
同庁消費者安全課によると、キノコの食中毒は毎年、旬の10月に増加する。今年は雨が多い上、日ごとの寒暖差が大きかったため、キノコが生えやすい環境という。
特に注意が必要なのは、シイタケやヒラタケ、ムキタケと似ている有毒の「ツキヨタケ」。事故件数が多く、食べると嘔吐や下痢を引き起こす。