毒キノコ食中毒相次ぐ、死者も 誤食に注意、消費者庁が呼び掛け

ウラベニホテイシメジと似ている毒キノコ「クサウラベニタケ」=4日午後、消費者庁

 消費者庁は4日、毒キノコを誤って食べ、食中毒になる事故が相次いでいるとして、注意を呼び掛けた。今年は10月1日までに全国で12件発生。9月には三重県の男性(75)が死亡した。死亡事故は2013年10月以来。12年以降、約600人が食中毒になった。

 同庁消費者安全課によると、キノコの食中毒は毎年、旬の10月に増加する。今年は雨が多い上、日ごとの寒暖差が大きかったため、キノコが生えやすい環境という。

 特に注意が必要なのは、シイタケやヒラタケ、ムキタケと似ている有毒の「ツキヨタケ」。事故件数が多く、食べると嘔吐や下痢を引き起こす。


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