ショートトラック女子の酒井引退 日本勢初のW杯総合優勝

 スピードスケート・ショートトラック女子で冬季五輪に2度出場し、2011〜12年ワールドカップ(W杯)の1000mで日本勢初の総合優勝を果たした酒井裕唯(30)が2日、現役を引退したことを明らかにした。「セカンドキャリアを考えながら海外で競技を続けることも模索したが(以前一緒に練習した現地の)仲間が辞めていき、引退するしかないと思った」と理由を語った。

 長野県出身の酒井は3000mリレーで10年バンクーバー五輪7位、14年ソチ五輪5位。今年の平昌五輪は代表入りを逃し「悔しい気持ちもあるが、日本選手で初めての(W杯の)タイトルを取れて良かった」と振り返った。


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