元日馬富士が引退相撲 「感謝の気持ちしかない」

最後の土俵入りをする元横綱日馬富士=30日午後、東京・両国国技館

 大相撲で幕内貴ノ岩関に対する傷害事件の責任を取って昨年11月に引退した元横綱日馬富士のダワーニャム・ビャンバドルジ氏(34)=モンゴル出身=の引退相撲が30日、東京都墨田区の両国国技館で行われた。軽量ながら闘志あふれる取り口で幕内優勝9度の同氏は「相撲は素晴らしい。全身全霊で頑張ってきた。感謝の気持ちしかない」としみじみと話した。

 最後の土俵入りでは、太刀持ちに白鵬関、露払いに鶴竜関と同郷の2横綱を従えて不知火型を披露。断髪式では元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏ら約400人がはさみを入れた。


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