日中首脳、10月24日に会談 経済協力強化で関係改善へ

 日中両政府は、安倍晋三首相と習近平国家主席の首脳会談を10月24日に北京で開催する方向で調整に入った。会談では経済分野を中心に協力を深め、関係改善の流れを確実にしたい考えだ。首相は日中平和友好条約の発効から40年となる10月23日に北京入りし、25日まで中国に滞在する予定。日中関係筋が27日、明らかにした。

 国際会議への出席を除いた首相の訪中は2011年12月の野田佳彦前首相以来、約7年ぶりとなる。安倍首相は習氏や李克強首相ら最高指導部メンバーと会談し、先端技術分野での協力を話し合う「イノベーション対話」の設立や通貨交換協定の再開で合意する見通し。


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