2018年9月26日 20:43 | 無料公開
NASAが無人探査車オポチュニティーを捉えたとして発表した画像。矢印の先に白い点として写っているという(NASA提供)
米航空宇宙局(NASA)は26日、火星表面で大規模な砂嵐に巻き込まれ、約3カ月前に通信が途絶えた無人探査車オポチュニティーの姿を、上空を飛ぶ別の探査機が捉えたと発表した。まだ通信は回復しておらず、探査を再開できるかどうかは不明だ。
火星の上空約250キロから高解像度カメラで撮影した画像には、大きな谷の斜面に小さな点として写っているという。
火星では5月末から大きな砂嵐が起きた。オポチュニティーは6月、ソーラーパネルでの発電ができなくなり、休眠状態に追い込まれた。
2004年から火星表面で活動し、45キロを走破した「長寿探査車」だ。