投資機構、複数の新ファンド計画 田中社長が就任

産業革新投資機構の新社長に就任し、記者会見する田中正明氏=25日午後、東京都中央区

 官民ファンドの産業革新機構が改組した「産業革新投資機構」(JIC)が25日発足し、新社長に就任した元三菱UFJフィナンシャル・グループ副社長の田中正明氏が東京都内で記者会見した。JICは投資機能の強化を目指しており、田中氏は「2018年度末までに(投資案件を手掛ける)新たなファンドを複数つくる」と述べた。

 JICは取締役会議長にコマツの坂根正弘相談役を迎えるなど、旧革新機構から体制も刷新した。既存の投資案件の管理は、JICの子会社INCJが引き継ぐ。

 田中氏は「世界一流の投資家に伍して迅速な投資活動を行う体制が整備された」と強調した。


  • LINEで送る