西日本豪雨の広島被害を写真集に 中国新聞社が発売

中国新聞社が発行した西日本豪雨の報道写真集

 中国新聞社(広島市)は、7月に発生した西日本豪雨で被害が相次いだ広島県の状況をまとめた「報道写真集 西日本豪雨2018・7」を発売した。約9千部を発行したがほぼ完売状態。1冊千円で、売り上げの一部は義援金に充てる。

 約110枚の写真を掲載した。広島市と広島県呉市を結ぶ広島呉道路や国道31号、JR呉線が土砂崩落で寸断された状態が一目で分かる写真のほか、広島県坂町で水が町一帯にあふれた写真など、被害の深刻さを伝えている。

 巻末には、同社が発行した号外や1面の記事も載せた。発生から1週間の特集記事や2週間を経過した際の被災者の生活状況なども克明に伝えている。


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