2018年9月25日 17:11 | 無料公開
オープニングセレモニーに登場した(左から)テリー伊藤さん、堀内朗さん、マーク・エイブラハムズさん=東京都文京区
ノーベル賞のパロディーとして創設された、ユーモアあふれる研究に贈られる賞の受賞研究を展示する「イグ・ノーベル賞の世界展」が、東京都文京区の複合レジャー施設「東京ドームシティ」内のギャラリーで開催中だ。「ガスマスクに変身するブラジャー」など、会場は思わずくすっと笑ってしまうようなアイデアであふれている。
今年受賞した堀内朗さんの、座った姿勢での大腸内視鏡検査を自ら試し苦痛が少ないことを実証した研究など、特にユニークなものをパネルで解説。犬のほえ声を翻訳する機械「バウリンガル」、「おならの臭いを消すパンツ」といった実物を見ることができる。
「美しいものを見ると痛みが和らぐ」という研究パネルの横に美しい絵と醜い絵、洗濯挟みを置くなど、実際に“体験”できる研究も。
日本人は12年連続で同賞を受賞している。展示では歴代の日本人受賞者や、ステージに向かって観客が紙飛行機を飛ばす授賞式の様子、毎年趣向を凝らした記念トロフィーも紹介されている。
オープニングセレモニーに登場した賞の創設者、マーク・エイブラハムズさんは「一人一人が自分のアイデアを愛し、何年も何十年も追究した証しがここにある。展示を見て自分も好きなことをやってみよう、と思ってもらいたい」と語っていた。
同展は「Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)」で、11月4日まで開催。