2018年9月21日 15:59 | 無料公開
インタビューに応じる野村ホールディングスの永井浩二グループCEO
野村ホールディングス(HD)の永井浩二グループ最高経営責任者(CEO)(59)が21日までに共同通信のインタビューに応じ、法人向け事業の主体が2008年のリーマン・ショック後に、リスクが大きい投資で巨額の利益を狙うビジネスから企業への助言業務などに「一変した」と語った。金融危機対応で世界的に規制強化が進んだためで、日銀の金融緩和も影響しているという。
野村HDは、経営破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズの欧州部門とアジア・太平洋部門を買収した。「世界経済が冷え込んだ中で、リーマンから引き継いだ社員の人件費がかさみ、収益力の低下に苦しんだ」と振り返った。