米代表、拉致被害者家族と面会 「帰国できるよう全力」

会談を前に握手を交わす河野外相(左)と米国のビーガン北朝鮮担当特別代表=14日午後、外務省(代表撮影)

 来日中の米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は14日、拉致被害者の家族と内閣府で面会し「(被害者が)帰国できるよう持てる力を全て出す。皆さんのことを心に抱いて仕事をする」と伝えた。

 横田めぐみさんの弟で家族会事務局長の拓也さんと、田口八重子さんの長男飯塚耕一郎さんが面会。飯塚さんは「米国が核とミサイル問題で妥協できないように、家族の(拉致された)問題は妥協できない」と訴え、早期解決へ支援を求めた。

 河野太郎外相もこれに先立ちビーガン氏と外務省で会談し、拉致問題の重要性に言及し、引き続き日米で連携していくと確認した。

 ビーガン氏は8月の就任後初めての来日。


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