2018年9月14日 20:48 | 無料公開
米ワシントン州のグラントカウンティ国際空港上空を飛行する三菱航空機のMRJ=6月(共同)
三菱重工業が、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の開発費として、初納入を予定する2020年度に向け、2千億円規模の資金を追加で投入する方針を固めたことが14日、分かった。開発費は既に当初想定の約4倍となる6千億円規模に拡大しており、8千億円規模に達する可能性もある。
2千億円のうち、18年度に約1200億円を投じる見通しだ。資金投入を記載した三菱重工の最新のリポートでは「開発という面では出口が見えつつある」と現状を説明。民間航空機分野の成長戦略として「航空機運航支援などの新事業分野への進出を目指す」と言及している。