フィリピン100万人に避難命令 猛烈な台風22号が接近

14日、フィリピン・カガヤン州アパリの避難所に身を寄せる人たち(共同)

 【アパリ(フィリピン北部)共同】フィリピン政府は14日、北部ルソン島に接近中の猛烈な台風22号への警戒のため、沿岸部や低地などに住む約100万人に避難命令を出し、厳戒態勢を取った。14日夜から15日未明にも上陸する見通し。一部の州はダンプカーやブルドーザーを用意し土砂崩れや家屋倒壊に備えた。

 ルソン島北東部カガヤン州アパリの避難所には700人以上が身を寄せた。妊娠中のリサ・マナロさん(22)は「コンクリートの床に寝るのはつらい。いつ出産してもおかしくないと医師に言われたので、避難生活は不安だ」と話した。


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