野党、発言への首相対応を問題視 閉会中審査を引き続き要求

 野党は14日、ロシアのプーチン大統領が前提条件なしの平和条約締結を求めた発言に反論しなかった安倍晋三首相の対応を巡り「弱腰だ」(辻元清美立憲民主党国対委員長)などと反発を強めた。引き続き衆院予算委員会の閉会中審査開催などを求め、首相の外交姿勢をただしていく考えだ。

 自民党の森山裕国対委員長は閉会中審査開催について事実上、拒否する姿勢。辻元氏は記者団に「(開催を)投げ掛け続けないと、自民党は国民を抜きに総裁選しか考えていない」と強調した。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は党会合で、ロシアに抗議しないとする外務省の説明に「これまでの積み重ねを崩す」と批判した。


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