客船と観光地を鉄路で結ぶ、仙台 貨物線利用しアクセス改善へ

大型客船「飛鳥2」の乗客らを乗せて出発する、仙台臨海鉄道の貨物線を利用したJR東日本の臨時列車=14日午前、仙台市

 JR東日本は14日、仙台港(仙台市)に寄港するクルーズ船の乗客を運ぶため、仙台臨海鉄道の貨物線を利用した臨時列車を運行した。港からの交通アクセスを改善し、県内を広く観光してもらう狙いがある。

 利用者は、大型客船「飛鳥2」の乗客ら約60人。仙台埠頭駅(仙台市)を出発し、JR東北線に乗り入れて松島駅(宮城県松島町)へ向かい、日本三景に数えられる松島や、国宝・瑞巌寺を観光するプランとなっている。

 今回はテストの位置付けで、乗客の反応などを踏まえて今後の運行を計画する。

 クルーズ船は、大量のバスが必要になるなど下船後の交通手段が課題。


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