長野の堀内医師にイグノーベル賞 自分の体で内視鏡試す

13日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた「イグ・ノーベル賞」授賞式で、大腸内視鏡の検査について説明する堀内朗さん(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が13日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で開かれた。座った姿勢での大腸内視鏡検査を自ら試し、苦痛が少ないことを実証した長野県の昭和伊南総合病院の堀内朗内科診療部長兼消化器病センター長(57)が「医学教育賞」を受けた。

 日本人のイグ・ノーベル賞受賞は12年連続。大腸がん検査などで行われる内視鏡は、通常、横になった状態で肛門から管を入れる。堀内さんは苦痛を減らす方法を探して自らが患者役になり、座った姿勢で容易に挿入できたため、試行を重ねたという。


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