東海第2原発の審査終了見通し 規制委、運転延長にめど

日本原子力発電の東海第2原発(右)。左は廃炉作業中の東海原発。奥は東海村中心部=7月、茨城県東海村(共同通信社ヘリから)

 原子力規制委員会は13日の会合で、日本原子力発電が再稼働と最長20年の運転延長を目指す東海第2原発(茨城県東海村)について、運転延長の審査をおおむね終了した。これにより、40年の運転期限となる今年11月までにクリアする必要があった三つの審査の議論がほぼ終わった。規制委は早ければ9月下旬にも再稼働の審査で、正式合格とするか判断する見通し。正式合格となれば、運転延長の審査など他の二つの審査でも認可するとみられる。

 実際の再稼働は、安全対策の工事が終了予定の2021年3月より後となる。


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