2018年9月13日 17:35 | 無料公開
環境省は13日、東京電力福島第1原発事故後に届いた放射性物質に汚染された土を保管中紛失した問題で、管理責任があった当時の官房総務課長を厳重注意処分、当時と土を廃棄した時点の官房会計課長2人を口頭注意処分にしたと発表した。処分は12日付。汚染土は都内の産業廃棄物処理施設に運搬、処分されて健康影響は生じないとしている。
環境省によると、2011年11月、福島市在住者から段ボール箱に入れられた汚染土などが2回にわたり計約10キロ宅配便で届いた。当時の放射線量は毎時0・6マイクロシーベルト、放射性物質の濃度は1キロ当たり4千ベクレルと推計された。