2018年9月12日 22:40 | 無料公開
患者と死者が多い主ながん
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は12日、2018年に世界で推計1810万人が新たにがんと診断され、死亡者も960万人に上るとの報告書を発表した。高齢化進展や途上国の人口増に伴い急増し「平均寿命が伸びる上で最大の障害になっている」と分析、予防と早期診断の普及が重要だとした。
12年は新規患者1410万人、死亡820万人だった。地域別ではアジアが最も多く、新たながん患者の48・4%、死者の57・3%を占めた。がんは日本でも最多の死因となっている。
報告書は、WHOの外部機関「国際がん研究機関」が185カ国のデータを基にまとめた。