対ハンガリー制裁提案を採択 強権姿勢巡り欧州議会

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州議会(定数751)は12日、オルバン首相率いるハンガリー政権のメディア統制や法の支配を弱める強権姿勢、移民拒否の政策などがEUの価値観から逸脱しているとして、EUとしての制裁手続き開始を求める提案を採択した。加盟国制裁の入り口となる提案を欧州議会が採択したのは初めて。

 今後、加盟国の審議など制裁手続きが始まるが、EU内での議決権が停止される制裁の実現へのハードルは極めて高い。投票は賛成448、反対197、棄権48など。


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