2018年9月12日 22:16 | 無料公開
12日、フランス・ストラスブールの欧州議会で演説するEUのユンケル欧州委員長(AP=共同)
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は12日、フランス・ストラスブールの欧州議会で今後1年の施政方針について演説した。来春の英国離脱や国際協調を軽視するトランプ米政権を意識し、軍事、外交、経済とも「強力かつ結束した欧州」をつくり「あすの世界の設計者」として国際社会を主導する姿勢を示した。
離脱後の英国との関係は「政治、経済、安全保障の面で極めて親密な隣人」であり続けるとして、英国との自由貿易協定(FTA)締結に強い意欲を見せた。
軍事面では米国依存を下げ「自立性」を高めると改めて指摘。近くユーロ決済の拡大策を打ち出すと表明した。