20年の世界遺産登録目指す 奄美・沖縄、有識者委が初会合

世界自然遺産登録に向けて開かれた、ユネスコ諮問機関の登録延期勧告などを検討する有識者委員会の初会合=12日午後、鹿児島市

 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録に向けて、環境省などは12日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の登録延期勧告などを検討する有識者委員会の初会合を、鹿児島市で開いた。政府が来年2月1日までにユネスコへ改めて推薦する前提で、2020年の登録実現へ関係機関が結束することを確認した。

 会合には、自然保護や生物学の専門家や、鹿児島、沖縄両県の担当職員らが参加。生態系を保全するための外来種駆除態勢づくりなどを、再推薦までに間に合わせることを申し合わせた。


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