三菱マテリアル3子会社を起訴 前社長2人も、製品データ改ざん

 非鉄大手三菱マテリアルグループの製品データ改ざん事件で、東京地検特捜部は12日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で法人としての子会社3社を起訴し、うち2社の前社長を在宅起訴したと明らかにした。

 起訴されたのは三菱電線工業(東京)とダイヤメット(新潟市)、三菱アルミニウム(東京)の3社と、三菱電線の村田博昭前社長(61)=更迭=とダイヤメットの安竹睦実前社長(60)=辞任=の2人。

 不正は昨年11月、三菱マテリアルが公表して発覚。問題製品の出荷先は700社以上に及んだ。同様のデータ改ざんでは、神戸製鋼所も今年7月に不正競争防止法違反の罪で起訴されている。


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