2018年9月12日 12:58 | 無料公開
パイオニアのロゴ(ロイター=共同)
経営不振のパイオニアは12日、香港を本拠とする投資ファンド「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア」からスポンサー支援を受けることで基本合意したと発表した。ベアリングを引受先とする500億〜600億円の第三者割当増資を実施し、傘下入りする。調達資金で不振のカーナビ事業を立て直す。かつてのオーディオ名門企業は海外資本で救済されることになった。
増資は10月末までに正式契約を結び、12月末までに実施する予定。増資完了後も「パイオニア」ブランドを維持し、株式上場を「当面の間」は続けると説明している。