カロリー摂取、60代が最多 若い世代は20年で減少

 食事で摂取する1日当たりのカロリー量を20代以上で調べた結果、男女とも60代が最も多かったことが11日、厚生労働省による2017年の国民健康・栄養調査で分かった。20〜40代のカロリー摂取量は20年間で1割前後減少し、朝食を抜くなど食生活の乱れもみられる。同省の担当者は「定年退職し、食事や運動に時間を使う余裕ができた60代が相対的に高くなった可能性がある」としている。

 カロリー量は、タンパク質と脂質、炭水化物の三大栄養素の摂取量から算出した。60代は男性が2218キロカロリー、女性が1794キロカロリー。男性は20代と比べて107キロカロリー多かった。


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