一帯一路の協力覚書に調印 中国、ギリシャ両外相

調印式で笑顔を見せるギリシャのコジアス外相(左)と中国の王毅国務委員兼外相=27日、北京の釣魚台迎賓館(共同)

 【北京共同】中国の王毅国務委員兼外相とギリシャのコジアス外相は北京で27日に会談した後、中国が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する両国協力の覚書に調印した。中国はギリシャを「欧州の窓口」と見なし、一帯一路の重要な協力相手と位置付けている。

 会談後の記者会見で王氏は、中国との貿易摩擦を抱え一帯一路に対し懐疑的な米国を念頭に「単独主義や保護主義が台頭する中、共に一帯一路を建設することは多国間主義そのものを意味する」と述べた。コジアス外相も一帯一路への支持を強調した。


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