智弁和歌山の高嶋監督が退任 高校野球、甲子園大会最多68勝

第100回全国高校野球選手権大会の初戦で敗退した智弁和歌山の高嶋仁監督=7日、甲子園球場

 高校野球の甲子園大会で歴代最多監督勝利数の68勝をマークしている智弁和歌山の高嶋仁監督(72)が25日、和歌山市内の同校で記者会見し「いずれ辞める時が来ると思っていた。それがたまたま今になった」と監督の退任を発表した。24日付で名誉監督に就き、後任の監督にはプロ野球阪神などでプレーし、同校コーチを務めた中谷仁氏(39)が就任した。

 退任を決断した理由の一つに「ノックができなくなったのが大きな要因」と体力面を挙げた。

 高嶋監督は、智弁学園(奈良)の監督を経て、1980年から智弁和歌山の監督を務めた。甲子園大会は春1度、夏2度制覇した。


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