10月のブラジル大統領選に注目 ルラ被告出馬可否や右派の動向も

 【リオデジャネイロ共同】10月7日実施のブラジル大統領選の選挙戦が16日から始まった。各種世論調査で支持率トップながら、収賄罪で収監中の左派の元大統領ルラ被告(72)も15日に出馬を届け出た。当局が受理するか注目される。過激な発言で「ブラジルのトランプ」と呼ばれる右派ボルソナロ下院議員(63)が台風の目となりそうだ。

 ルラ被告はリオ五輪招致の立役者。企業から便宜供与を受けたとして、禁錮12年1月の二審判決を受けた。

 ルラ被告に次いで高い人気を誇るのがボルソナロ氏。かつての軍事政権を肯定し、女性や同性愛者、黒人らへの差別的な発言でたびたび物議を醸してきた。


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