栃木、SL「大樹」が運行1周年 鬼怒川温泉駅で式典

転車台に入るSL大樹を撮影するファンら=10日午前、栃木県日光市の東武鉄道鬼怒川温泉駅

 東武鉄道は10日、栃木県日光市内を走る鬼怒川線で昨年8月、51年ぶりに復活した蒸気機関車(SL)「大樹」の営業運行1周年を記念し、鬼怒川温泉駅で式典を開いた。

 東武鉄道の都筑豊鉄道事業本部長は「これからも一人でも多くの方に楽しんでもらえるよう取り組んでいく」とあいさつ。沿線で列車に手を振る活動に参加するなど、SL事業を支援した住民に感謝状が贈呈された。

 SL大樹は6両編成。土日や祝日を中心に、鬼怒川温泉―下今市間(約12キロ)で運行している。東武鉄道がJR北海道から機関車C11形207号機を借り受け、各地のJRから客車などを譲り受けて整備した。


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