ボクシング異例対応に選手も困惑 高校総体、全試合の映像記録

全国高校総体・ボクシングで試合を撮影することを伝える張り紙=2日、岐阜市

 日本ボクシング連盟による助成金流用や不正判定疑惑などに対し、都道府県連盟幹部や元選手らが提出した告発状が波紋を広げる中、全国高校総体のボクシングが2日、岐阜市で始まった。大会を主管する岐阜県連盟は審判への信頼性を確保するため、全試合の映像を記録する異例の対応を取った。大会運営上の大きな混乱はなく、予定通りに日程を消化した。

 大会に出場した奈良県のある選手は「奈良の勝った選手もいい気持ちはしない。(騒動は)奈良の(選手の)試合で悪影響になる。僕たちからしたら、気分が悪い」と困惑気味の様子。「選手が(騒動を)気にしないで試合に臨める」環境を求めた。


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