中国指導部「北戴河会議」開始か 党内思想統一が主要議題

「北戴河会議」の開催地とされる、中国の指導者らの保養施設=2日、中国河北省北戴河(共同)

 【北戴河共同】中国河北省の海辺の避暑地、北戴河で2日までに、指導者らの保養施設に続く道路が封鎖されるなど厳戒態勢が敷かれた。習近平指導部メンバーらが集まり、国政の重要事項を話し合う非公式の「北戴河会議」が始まった可能性がある。米国との貿易摩擦や金融不安など難題を抱える中、共産党内の思想統一が主要議題となるもようだ。

 会議は毎年夏、現役の幹部や、引退した古参の旧指導部メンバーが集まり意見交換する場と位置付けられる。ただ開催の有無を含め内容は一切公表されず、習国家主席が出席しているのかどうかも不明。地元住民は「7月下旬ごろから幹部が集まり始めた」と話した。


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