2018年8月1日 21:49 | 無料公開
厚生労働省は1日、がん患者の遺伝子を調べて個人に合った治療を提供する「がんゲノム医療」で使える薬を増やすため、並行して進める研究の中で有望な候補が見つかった場合には、保険適用を前倒しする条件付き早期承認制度を活用すると決めた。
厚労省は、がんゲノム医療を推進しており、全国100カ所以上の病院が参加する仕組みを構築。だが現状では、使える薬が少なく有効な治療に結びつくケースは1割程度にとどまるという問題がある。
早急に患者に提供できるよう、一定程度の有効性や安全性が確認されれば保険が適用される、条件付き早期承認制度を特定の病院に限り使うことにした。