横綱稀勢の里「一日一日大事に」 夏巡業、再起目指し稽古

大津市で行われた夏巡業に参加した横綱稀勢の里

 左大胸筋痛などで8場所連続休場し再起を目指す大相撲の横綱稀勢の里が30日、夏巡業が行われた大津市のウカルちゃんアリーナで取材に応じ「しっかり一日一日大事にしていきたい。責任を全うしたい」と意気込みを口にした。32歳の横綱が公の場で発言するのは、名古屋場所の休場を表明した5日以来初めて。

 秋場所(9月9日初日・両国国技館)に進退を懸ける覚悟を示しており、夏巡業での鍛錬が重要になる。この日の稽古は前日に続いて土俵に上がらず、黙々と四股などで汗を流した。けがの状態について「自分でも分からない」と明言を避けた。


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