2018年7月26日 18:35 | 無料公開
介護保険料を滞納し、市区町村から資産の差し押さえ処分を受けた65歳以上の高齢者が2016年度に全国で約1万6千人となり、過去最多だったことが26日、厚生労働省の調査で分かった。高齢者の増加や保険料の上昇で支払いに困る人が増えているとみられる。
543自治体で1万6161人が差し押さえ処分を受けた。厚労省によると、大阪市の872人が最多。千葉県習志野市、広島市、長崎市、横浜市と続いた。
65歳以上が支払う介護保険料は原則、公的年金から天引きされるが、受給額が年18万円未満の場合は自治体に直接納める。差し押さえを受けた人は直接納付の人がほとんどとみられる。