EUが為替操作と批判 米大統領、ドル高は不利

 【ワシントン共同】トランプ米大統領は20日、ツイッターで「中国と欧州連合(EU)は為替操作してきた。金利も低くしている」と批判した。ドル高となり米企業の輸出に不利になっていると指摘した。欧州の通貨ユーロを中国の人民元と並べて批判するのは異例だが、25日のEUとの首脳会談を前に、けん制したとみられる。

 トランプ氏は「米国は利上げを続け、ドルは日に日に強くなっている」と述べ、米企業の競争力を奪っていると強調した。

 トランプ氏はまた、米テレビで2017年の中国からの物品輸入総額に相当する5千億ドル(約56兆円)分の中国製品に報復関税をかける意向を改めて示した。


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