2018年7月19日 18:09 | 無料公開
大阪府の松井一郎知事は19日の記者会見で、児童相談所から同府警への児童虐待事案の情報提供について、8月から軽微なものを含め全件を府警に提供すると明らかにした。これまでの協定ではけがの程度が重いなど緊急性が高いものに限られていた。府警側もドメスティックバイオレンス(DV)など虐待につながる情報があれば府に提供し、見逃し防止につなげる。
府警によると、こうした双方向の情報共有は全国初。松井氏は「各家庭で最初は虐待とまではいえない出来事が徐々にひどくなり、重大な事案に変わっていくこともある。そうならないよう警察に対応してもらえる」と意義を強調した。