福島のロボット拠点が一部開所へ ドローンの長距離試験が可能に

 福島県は19日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興に向け整備しているロボット研究開発拠点「福島ロボットテストフィールド」が20日に一部開所すると発表した。南相馬市と浪江町の約13キロにわたる空域で、小型無人機ドローンの長距離飛行試験が可能になる。

 南相馬市には2カ所の通信塔が設置され、空域一帯を飛行するドローンや鳥などの位置情報のほか、風向や風速をレーダーで観測する。

 開所に合わせて企業や研究機関の利用申し込みの受け付けを開始。8月9日にはNTTドコモやインターネット通販大手の楽天など5社が、3機のドローンを同時に飛行させる試験を行う。


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