日本からの遺骨送還で南北協力 植民地時代の徴用巡り

訪朝を終え、北京国際空港で取材に応じる金弘傑氏=19日(共同)

 【北京共同】南北交流を推進する韓国の民間団体「民族和解協力汎国民協議会(民和協)」は19日までに、北朝鮮側との間で、日本の植民地時代に徴用された朝鮮半島出身者の遺骨を日本から持ち帰る事業を南北共同で進めることで合意した。同日まで訪朝していた民和協代表の金弘傑氏が帰途、北京国際空港で記者団に明らかにした。

 金弘傑氏は韓国の故金大中元大統領の三男で、16日から訪朝。北朝鮮側代表を務める金永大最高人民会議常任副委員長と合意文に署名した。

 対象となる遺骨の保管場所や数について、金弘傑氏は記者団に「分散しているので準備作業が必要だ」と述べるにとどめた。


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