北海道、「雲海」が幻想的に 中央部の占冠、山の間に

北海道中央部・占冠村の観光施設、星野リゾートトマムで「雲海」を楽しむ観光客ら。雲海は湿度が高く、前日の気温が高く夜冷え込んだ翌朝などに発生しやすい=19日

 北海道中央部・占冠村の観光施設、星野リゾートトマムで、白く厚い雲が山の間に広がり、海のように見える「雲海」が発生しやすい季節を迎えた。標高1088メートルの観察用テラスでは19日早朝、眼下の幻想的な光景に観光客が歓声を上げた。

 この日は北海道の南の海上で発生した雲が流れ込む、ダイナミックで希少な「太平洋産雲海」が見られた。長野市から訪れた会社員板倉みかさん(26)は「雲の広がりが想像以上にきれいで感動しました」と笑顔だった。

 雲海は湿度が高く、前日の気温が高く夜冷え込んだ翌朝などに発生しやすい。テラスの営業は10月15日まで。


  • LINEで送る