世界遺産候補に縄文遺跡群 政府、20年登録へ推薦検討

三内丸山遺跡=2013年6月、青森市

 国の文化審議会は19日、世界文化遺産の新たな候補に「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)を選んだ。地元自治体は2020年の登録を目指しており、政府は来年2月1日までに国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出するかどうか検討する。

 ただユネスコへの推薦枠は文化、自然合わせて1国1件に制限されており、同じ20年の登録を目指す自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)と競合する見込み。政府は両候補のうちどちらを推薦するか難しい判断を迫られる。


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