日野が勾配先読みトラック 世界初、燃費最適化

 日野自動車は17日、ハイブリッド車(HV)の大型トラック「日野プロフィアハイブリッド」を開発したと発表した。人工知能(AI)が道路の勾配を先読みし、平地でモーター走行に切り替えたり、上り坂でエンジンを使ったりして燃費を最適化する世界初の技術を採用した。来年夏に発売する予定だ。

 強みのHV技術を応用し、電気自動車(EV)の小型バスや小型トラックを2020年ごろから順次販売する計画も明らかにした。

 開発したトラックの価格などは今後決める。トラックの燃費は運転の仕方でばらつきが出るが、遠藤真副社長は説明会で「運転を補正する技術でカバーしていきたい」と話した。


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