小笠原諸島の西之島で小規模噴火 海保が噴煙を確認

噴煙が上がる東京・小笠原諸島の西之島=12日午後(海上保安庁提供)

 気象庁は12日、東京・小笠原諸島の西之島で、ごく小規模な噴火を確認したと発表した。今後も大きな噴石が飛ぶ可能性があるとしている。

 気象庁によると、12日午後0時24分ごろ、火口付近で茶色の噴煙が上がっているのを海上保安庁の航空機が確認し、気象庁は噴火が起きたと判断した。

 西之島では昨年8月以降、火山活動が低調な状態となり、気象庁は今年6月、火口周辺警報を「入山危険」から「火口周辺危険」に引き下げていた。

 気象庁は12日も、地表の温度の観測の結果、データに変化がないとして、溶岩が噴出するような活動には発展していないとみている。


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