NY株反落、219ドル安 米中摩擦激化を警戒

11日、ニューヨーク証券取引所で働くトレーダーたち(UPI=共同)

 【ニューヨーク共同】11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前日比219・21ドル安の2万4700・45ドルで取引を終えた。米国の対中制裁関税の拡大による貿易摩擦激化への警戒感から、売り注文が優勢となった。

 中国事業への悪影響が懸念されている建設機械のキャタピラーや航空機のボーイング、半導体のインテルが売られ、相場を押し下げた。原油価格の急反落を受けて、シェブロンなど石油株も安かった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は42・59ポイント安の7716・61と5営業日ぶりに反落した。


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