川崎、地元小への通学求め提訴 6歳児「障害理由は差別」

 重度障害を理由に就学先を県の特別支援学校に指定されたのは差別に当たり違法だとして、川崎市の光菅和希君(6)と両親が11日、市と神奈川県に対し、希望通り地元の小学校への通学を認めるよう求めて横浜地裁に提訴した。

 弁護団によると、障害を理由にした差別的扱いを禁じる障害者差別解消法が2016年に施行された後、就学先の指定を巡って行政の違法性を問う訴訟は初めて。

 市教委は「訴状が届き次第、適正に対応する」とのコメントを出し、県教委は「訴状が届いた段階で真摯に対応する」としている。


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